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江戸の夏 涼を呼ぶ浮世絵特集

葛飾北斎 諸国滝廻り
下野黒髪山きりふりの滝
日光山中にある霧降の滝は、二段になっており、渓流の変化が美しい滝です。現在は、日光三名瀑の一つにも数えられています。日光東照宮へ参詣をする人々が立ち寄ったのでしょう。旅の格好をした人々がその雄大な滝に見入っている姿が印象的です。岩にあたって流れを変化させる水の流れをグラフィックに描いた作品で、Cool!と外国のお客様には大変人気の高い作品です。

葛飾北斎 富嶽三十六景
甲州三嶌越
三島越は、山梨と静岡の境にある籠坂峠を越えるあたりだと言われています。中国風に表現された夏雲と藍の濃淡で表現された藍摺(あいずり)で仕上げられた色合いが、夏の爽やかな空気を感じさせます。画面中央に一本大きな木を置いて画面を切る方法も、背景に描かれた富士と絶妙なバランスを保ち、まさに絶品。

歌川広重 名所江戸百景
両国花火
隅田川を挟んで武蔵と下総の二国に架けられた橋ということで両国橋の名が付けられ、その界隈を両国と呼びました。ここは江戸第一の繁華地として、見世物・芝居・辻講釈などに屋台店も並び、昼夜の遊興で賑わっていました。江戸時代、花火といえば両国橋近辺での納涼イベントとして有名で、群衆が押し寄せ通行を規制したほどでありました。

喜多川歌麿
高島屋おひさ
寛政の三美人のひとり、高島屋おひさの図。団扇を手に凛とした姿で振り返る姿を描いています。描かれたのは15歳頃で、初々しさが感じられる美人画です。団扇や夏着物など、日本の夏の風物詩が随所に描かれています。

歌川国芳 通俗水滸伝豪傑百八人之壱人
浪裡白跳張順
「通俗水滸伝豪傑百八人之壱人」は、文政10年(1827)頃から天保7年(1836)にかけて、約10年の間順次出版された人気のシリーズ。画面全体の荒々しい躍動感と技巧を凝らした細部の工芸品的な美しさとが絶妙の均衡を保ち、国芳芸術の特長を余すことなく伝えています。「水門破り」の愛称で親しまれ、武者絵の傑作と謳われている作品です。
迫力の波!浮世絵に描かれた海の風景
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