
大英博物館の浮世絵コレクション
<p><strong>大英博物館と浮世絵</strong></p>
270年以上の歴史をもつ大英博物館は、世界有数の日本美術のコレクションを所蔵しています。その形成に大きな役割を果たしたのが、19世紀に活躍した4名の英国人収集家でした。そのなかでも、1906年に大英博物館が収蔵したアーサー・モリソン旧蔵の約1,850点に及ぶ浮世絵版画は、今日のコレクションの重要な基礎となり、現在では北斎、広重、歌麿、写楽をはじめとする浮世絵師たちの名品が数多く収蔵されています。近年では、幻の挿絵と言われた北斎の「万物絵本大全図」103点を購入したことも話題になりました。大英博物館は、浮世絵の歴史と魅力を世界に伝えるとともに、その研究を支える重要な拠点の一つとなっています。


「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」開催中!
同展では、大英博物館の所蔵する世界有数の日本美術コレクションから、代表的な8人の浮世絵師を中心に、厳選された100件以上の浮世絵版画の名品が紹介されます。
さらに、“初里帰り”となる作品を含む、歌麿・北斎・暁斎らの貴重な肉筆浮世絵も展示され、江戸時代の屏風、掛軸、絵巻など、江戸絵画の魅力を幅広くご覧いただける展覧会です。
展覧会特設ショップにて、アダチ版画研究所の浮世絵復刻版も販売しております。展覧会に足を運ばれた際には、是非お立ち寄りください。
大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画
会期:2026年7月25日(土)~10月18日(日)
会場:東京都美術館(東京・上野公園)
展覧会特設サイト:https://daiei-ten2026.exhibit.jp/
<p>名品を未来へ伝える「浮世絵復刻版」</p>
アダチ版画の浮世絵復刻版は、現存する優れた作品を参照し、江戸時代から受け継がれてきた伝統的な木版画の技法によって制作されています。 国内はもちろん、大英博物館をはじめとする海外の美術館に所蔵される保存状態の良い作品も調査・研究し、彫師と摺師の熟練の技によって、一枚一枚丁寧に再現してきました。 浮世絵に息づく木版画の技術と魅力を未来へ伝えるため、アダチ版画は100年近くにわたり、復刻事業に取り組み続けています。

<p>大英博物館で「神奈川沖浪裏」の摺りを実演</p>
大英博物館には、葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が3点所蔵されています。2008年、3点目の収蔵を記念した展示にあたり、アダチ版画研究所は同作品の摺り実演を依頼され、熟練の摺師が現地で実演を行いました。 一色ずつ色を重ねながら作品を完成させていく伝統的な制作工程は、多くの来館者の注目を集め、日本の木版画技術を広く紹介する貴重な機会となりました。この実演の際に摺られた「神奈川沖浪裏」は、3点のオリジナル作品と共に同館に資料として収蔵されています。



