Atsushi Kaga
アイルランドのダブリンを拠点に活動する日本人アーティスト、Atsushi Kaga。アイルランドと日本の二つの文化体験が元となって創造されるKaga氏の世界とそこに暮らす住人たちは、国境を越えて多くのファンに愛されています。
絵師として浮世絵を描くのが夢だったと語るKaga氏。「愛蘭土百景 セントパトリック リバティーズ」は、アイルランドの風景を日本独特の伝統木版の技法で制作したKaga氏初の木版画です。尊敬する浮世絵師、国芳の仕事着を着たUsacchi(うさっち)とアイルランドの歴史の象徴とも言うべき聖Patrick教会。木版の一番の魅力である鮮やかでありながら柔らかい発色によって生み出されたKagaワールド。記念すべき「愛蘭土百景」の幕開けです。
※作品の抽選販売は終了いたしました。[2024.03.28]
作品一覧
Atsushi Kaga 愛蘭土百景 セントパトリック リバティーズ
部 数:120部
画寸法:40.4 × 28.3 cm
額寸法:56.0 × 44.0 cm
版 種:木版画
用 紙:越前生漉奉書(人間国宝岩野市兵衛)
制作年:2024年
監 修:MAHOKUBOTA GALLERY、公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団
制 作:株式会社アダチ版画研究所
彫ーCarving process
彫師の刀が生み出す 浮世絵師・Atsushi Kagaの世界
彫の命とも言われる小刀を自在に操り、堅い山桜の版木をリズミカルに彫りすすめる彫師。Kaga氏が原画を描く際に特に重視したという浮世絵木版画のための「線の表現」に忠実に彫りあげています。
摺ーPrinting process
和紙と水性絵具が生み出す アイルランドの空の色
楮だけで作られた越前生漉奉書に、バレンを使って水性の絵具をきめ込むことで生まれる木版独特の発色。美しい和紙の肌に、ぼかしで表現されたアイルランドの空が広がります。
<p>Atsushi Kaga(1978- )</p>
1978年生まれ。高校卒業後、アイルランドに語学留学。その後アイルランドのNational College of Art and Designを卒業後、ダブリンを拠点にアーティスト活動をスタートする。2011年にはアーティストレジデンシープログラムでニューヨークのISCPに滞在。アートバーゼルマイアミ、FIACなどのアートフェアにてソロプレゼンテーションが注目を集め、幅広い層にファンを広げる。
大学卒業後ダブリンを拠点に作品発表していたが、2018年に1年間の限定で京都にスタジオを移した。それまで精神的な基盤としていた17世紀のオランダ絵画の影響に加え、琳派や若冲等の絵師の目線で京都の町屋の軒先の花々の四季に目を向けるうちに新たな表現が開花する。2016年ごろから描いていたテーブルにオブジェクトを並べていくシリーズでは日本的な要素と西欧の伝統的な静物画の美意識が見事に調和しより成熟した作品群に発展している。
Atsushi Kaga オリジナル木版画「愛蘭土百景 セントパトリック リバティーズ」の販売について
<販売価格>
「愛蘭土百景 セントパトリック リバティーズ」
絵のみ 231,000円(税込)/画寸法:40.4 x 28.3 cm
額 付 258,500円(税込)/額寸法:56.0 × 44.0 cm
<抽選方法>
抽選に当選した方のみご購入いただけます。
オンラインのみでの受け付けとなります。
【アダチ版画研究所 オンラインストア(当サイト)】
2024年3月23日(土)正午~3月27日(水)正午(日本時間)
結果発表:4月1日(月)頃
※作品の抽選販売は終了いたしました。[2024.03.28]