
ロッカクアヤコ氏は、ヨーロッパを中心に国際的な人気を誇るアーティストです。20歳頃から独学で絵を描き始め、絵筆を使わず、自身の指に直接絵具をつけて描く手法を確立しました。その指先から生まれる明るい色彩は、まるで音楽を奏でているかのようです。
2000年代に村上隆氏が主宰するイベント「GEISAI」でその才能を認められ、2010年にドイツ・ベルリンに拠点を移し、ヨーロッパで活動。さらに2018年からはポルトガルの古都・ポルトに移住し、世界各国の都市を巡りながら創作活動を展開しています。
現代の職人たちが、木版画特有の温かみのある風合いで、ロッカク氏の自在なタッチとカラフルな色彩を表現することに挑みました。
ロッカクアヤコ 木版画最新作「無題3」発売
ロッカクアヤコ氏は2020年より、伝統木版画の技術を継承する職人たちと継続的なコラボレーションを行ってきました。
指を用いる独自の描画法に強いこだわりを持ちながらも、職人たちの技術に大きな信頼と期待を寄せ、木版画でしか生まれない表情を引き出そうとするその姿は、ドキュメンタリー映画「バレンと小刀」(松本貴子監督・2025年10月公開)でも大きく取り上げられています。
このたび待望の3作目となる木版画「無題3」を発売いたします。抽選方法等は下記の通りです。
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また発売に合わせ、下記の通り、ロッカクアヤコ氏の木版画3作品をアダチ版画研究所のショールームで展示いたします。映画と合わせてお楽しみください。
[展示情報]
2025年10月2日(木)〜18日(土) ※日・月曜日、祝日休
アダチ版画研究所目白ショールーム >>
[映画上映情報]
バレンと小刀 時代をつなぐ浮世絵物語
映画公式サイト >>
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<抽選販売詳細>
[販売方法]
抽選に当選した方のみご購入いただけます。
抽選へのお申込みは、オンラインでのみ受け付けます。
「無題3」
版画のみ 440,000円/額付 473,000円
申込受付:2025年10月16日(木)正午~10月26日(日)正午(日本時間)
結果発表:2025年10月28日(火)頃 抽選結果をメールにて通知
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抽選販売申込は、2025年10月16日(木)より開始します
<p>ロッカクアヤコ(1982-)</p>
1982年東京生まれ、千葉県育ち。アムステルダム、ベルリン、ポルトガル、東京と拠点を変えて活動。絵具を直接指につけて描くスタイルで、瞳の大きな少女像を描く。2006年村上隆主催の「GEISAI」でスカウト賞を受賞し注目を集めた。主な個展に「魔法の手 ロッカクアヤコ作品展」(千葉県立美術館、2020-21年)、「Dreams in My Hand」(ハンガラム美術館、2023年)、「ALL RIGHT BITE」(GALLERY TARGET、2024年)。主なグループ展に「The Pulse of Modernity」(宝龍美術館、2021年)。作品収蔵先にフォールリンデン美術館、宝龍美術館、千葉県立美術館など。

ロッカクアヤコ「無題3」配送料
配送先/Destination | 版画のみ/ Unframed Print | 額付/Framed Print |
日本国内 Inside of Japan |
無料/Free | 無料/Free |
アジア East Asia・Southeast Asia |
¥10,000 | ¥14,500 |
アメリカ North America |
¥11,000 | ¥18,000 |
ヨーロッパ・オセアニア Europe・Oceania |
¥11,000 | ¥18,000 |
南米・アフリカ・その他 South America, Africa, Other Areas |
¥16,500 | ¥31,000 |
(2025年10月現在 / As of October 2025) |
彫ーCarving
刀の先端に神経を集中させ手指によって描かれる独特の線を彫りあげていく
彫師は、絵師であるロッカク氏が手指で描いた独特の柔らかな描線を忠実に彫りあげていきます。小刀一本で繊細な線を彫る作業は、彫師が最も高い集中力と精度を求められる場面です。




摺ーPrinting
日本独特の素材と技から生まれる軽やかで、鮮やかな色彩
伝統木版画特有の軽やかで鮮やかな発色は、丁寧に作られた楮の和紙に水性絵具を馬連を使って摺りこむことで生まれます。摺師は、ロッカク氏の描く作品の世界観を感じ取りながら、色を調合し、摺り重ねていきます。



