江戸のKawaii

歌川国芳 金魚づくし

<p>ユーモアたっぷり<br/>江戸のカワイイ</p>

近年、国内外で展覧会が数多く開催され人気急上昇中の浮世絵師・歌川国芳。その国芳が手掛けた浮世絵シリーズ「金魚づくし」は、金魚に加えてカエルやカメなどの水中の生き物たちを擬人化し、ユーモアたっぷりに描かれています。
笑い、走り、歌い、踊る金魚たちの姿は、見る人を思わず「カワイイ」と微笑ませてしまうほど生き生きとしてコミカル。江戸時代後期には、金魚は庶民の間でもペットとして飼育されるようになりました。そんな自分のペットの様子を描いた浮世絵に、江戸っ子たちは夢中になったことでしょう。
近年、日本のポップカルチャーを形容する単語として世界に定着しつつある"Kawaii"の歴史は、こうして江戸時代の浮世絵、国芳の「金魚づくし」の中に既に見ることができます。

百ものがたり
怪談話で化け猫が出たぞ!

さらいとんび
あ!トンビに油揚げをさらわれた!

玉や玉や
しゃぼん玉売りが来たよ!

酒のざしき
金魚たちの大宴会!

まとい
さぁ、火事だ火事だ

にはかあめんぼう
にわか雨?あめんぼう!!

そさのおのみこと
ヤマタノオロチならぬ、ウナギ退治!

いかだのり
ひれをまくって男らしく

ぼんぼん
団扇を持って、ぼんぼん唄で練り歩こう

<p>冗談半分のハーフサイズ</p>

画中の「国芳」の文字の下には、「戯画(ぎが)」と書かれています。戯画とは、面白おかしく描いた絵ということ。こうした軽いジョークは、内容に見合ったコンパクトなサイズで、さらっと見せるのが江戸の"粋"というもの。一般的な浮世絵の半分の大きさの「金魚づくし」シリーズは、気軽に楽しめる浮世絵です。

<p>全9図を揃えて見られるのはアダチ版だけ</p>

「金魚づくし」はこれまで知られていた8図に加え、近年新たに「ぼんぼん」という図柄が発見されました。この全9図が一堂に揃ったコレクションは他には無く、セットとして揃いで見られるのはアダチ版だけ!江戸の人々を虜にした愛嬌いっぱいの金魚たちを、当時の鮮やかな色彩でお楽しみください。

歌川国芳(1797-1861)

幕末に活躍した浮世絵師。30歳の頃に「水滸伝」をテーマにした武者絵シリーズで脚光を浴び、その後も美人画、役者絵、戯画など幅広いジャンルで人気を得ました。
町人出身ならではの、風刺の効いたユーモア溢れる浮世絵は、今も世界中の人々を魅了しています。


9図セット販売価格  88,000円(税込)

各図 11,000円×9図+額 8,800円=107,800円(税込)
⇒ セットなら19,800円もお得!

歌川国芳「金魚づくし」全9図セット
歌川国芳「金魚づくし」全9図セット
歌川国芳「金魚づくし」全9図セット
歌川国芳「金魚づくし」全9図セット
歌川国芳「金魚づくし」全9図セット

歌川国芳「金魚づくし」全9図セット

「金魚づくし」は、幕末に活躍した浮世絵師・歌川国芳による浮世絵シリーズ。金魚にカエルやカメなども加え、水中の生き物たちを擬人化し、笑い、走り、唄い踊る金魚の姿をユーモアたっぷりに描いています。江戸の人々の話題を呼び、現代の匠の技によって蘇った愛嬌いっぱいの金魚たちを、当時の鮮やかな色彩でお楽しみください。

【特典】額サービス(1点): G:アルミ製ゴールド額

セット特典の額は、2種類よりお選びいただけます。額の種類を選んで商品をカートに入れてください。

アルミ製ゴールド額:すっきりと飾れて上品な印象です。
アルミ製木目調額:やさしい木目の風合いが和洋室どちらにもマッチします。

歌川国芳は、幕末に活躍した浮世絵師です。そのユニークな画風から、「奇想の絵師」などと呼ばれ、近年再評価の気運が高まり、広い世代の人気を集めています。幼少の頃より画才に優れた国芳は、15歳で歌川豊国の門下となりました。二十代の内は目立った活動はありませんでしたが、30歳を過ぎ、水滸伝の英雄に取材した一連の作品で脚光を浴びました。当時の浮世絵師の番付には、名所絵の広重に対し、武者絵の国芳として名前が掲げられています。また、筋骨隆々の武者絵を描く一方で、自身の大好きな猫をはじめ、魚や狸などを擬人化したコミカルで愛らしい戯画も多く描きました。反骨と風刺の精神に富んだ作品群は、当時の人々の圧倒的支持を得、多くの門人が集まり、浮世絵師の最大派閥を形成。その系譜は昭和の日本画家まで連なっています。

価格

セール価格¥80,000

(¥88,000税込

数量:
サイズ/重量画寸法(各図):約 26.0 × 18.5 cm
素材用紙:越前生漉奉書
特徴版種:木版画
備考セット内容:復刻浮世絵 全9図、各図解説、紙製収納ケース、【特典】額(1点)サービス

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アダチ版画の想い

私たちアダチ版画研究所は、伝統的な木版技術の基本を守りながら、
時代にあった魅力ある作品を創造してまいります。

こだわりの品質・素材

アダチ版画研究所では、木版本来の美しさを最大限に引き出すために、厳選した素材と道具を使用しています。

伝統の技術・職人

商業印刷として発展した浮世絵の制作は、効率や採算性が重視されたことから、すべての工程において無駄がなく洗練されています。浮世絵の技術の基本をご紹介します。