
アーティストの町田久美は、シュールな作風で、現代社会の歪みや不安を描き出します。町田は日本画の伝統的な素材を用い、通常、極細線を引くための「面相筆」で描画をします。町田の力強い墨の線は、細いストロークを丹念に重ねることで生み出されています。町田久美の描線が持つ緊張感を、現代の職人たちが木版で表現することに挑戦しました。
作品一覧
「雪の日 -first light-」(2026年制作)
「雪の日 -signs of snow-」(2026年制作)
「雪の日 -blue hour-」(2026年制作)
「雪の日 -long night-」(2026年制作)
「ハレとケ -hare-」(2025年制作)
「ハレとケ -ke-」(2025年制作)
町田久美 オリジナル木版画「雪の日」(4図)発売
このたび、アーティスト・町田久美氏の木版画「雪の日」を発売いたします。同じ図柄で背景色を4色に展開し、版表現の面白さを見せた作品です。それぞれの背景色のイメージについて、各作品ページに作家のコメントを掲載しています。
・町田久美「雪の日 -first light-」(水色)
・町田久美「雪の日 -signs of snow-」(灰色)
・町田久美「雪の日 -blue hour-」(群青色)
・町田久美「雪の日 -long night-」(黒)

[ ご購入特典 ]
ご注文いただいた方全員に、町田久美オリジナルトートバックをプレゼント!
彫ーCarving
町田久美作品の墨線が持つ力強さを、木版特有のシャープなエッジによって表現します。彫師は、堅い版木に、小刀の薄い刃先を入れていく作業の中で、繊細かつ忍耐強い作家の制作の時間を丁寧になぞりました。
摺ーPrinting
町田久美の陰影表現は、控えめでありながら、モチーフの存在を際立たせます。摺師はボカシの技法を駆使し、描かれたキャラクターの滑らかな立体感を生み出しました。
作家の言葉
「幼い頃より、浮世絵の美しさと構図の妙に、漠然とした憧れのような気持ちを抱いておりました。美大生になり、浮世絵についての知識が少しずつ増えていくと、分業による制作への距離感を感じてしまい、自分には関われない遠い世界かもしれないと考えるようになりました。ですので、木版画制作のオファーをいただいた時は、純粋に驚きと、もしかしたら自分もその世界に関われるかもしれないという期待と興奮で、是非にと即答した記憶があります。
一色ごとに一つの版を重ねていく多色刷りの木版画は、個々の色が構造となり、工程を経るごとに作品が拡張していくように感じられます。ある意味、要素を削っていくことで成立する私の作品に、木版画としての可能性を見出せるか、強い関心がありました。」
<p>町田久美(1970-)</p>
群馬生まれ。伝統的な日本画の素材、技法を用いて新しい表現を開拓してきた。シンプルで力強い墨線は、面相筆で細い線を重ねて生み出されている。主な個展に「Kumi Machida」(ケストナーゲゼルシャフト、2008年)。主なグループ展に「Japanorama. A new vision on art since 1970」(ポンピドゥー・センター・メッス、2017-18年)。武蔵野美術大学教授、多摩美術大学客員教授。作品収蔵先にニューヨーク近代美術館、東京都現代美術館など。





