
アーティストの町田久美は、シュールな作風で、現代社会の歪みや不安を描き出します。町田は日本画の伝統的な素材を用い、通常、極細線を引くための「面相筆」で描画をします。町田の力強い墨の線は、細いストロークを丹念に重ねることで生み出されています。町田久美の描線が持つ緊張感を、現代の職人たちが木版で表現することに挑戦しました。
作品一覧
「ハレとケ -hare-」(2025年制作)
「ハレとケ -ke-」(2025年制作)
町田久美 オリジナル木版画「ハレとケ」発売
このたび、アーティスト・町田久美氏の木版画「ハレとケ」を発売いたします。同じ図柄で、紅白の背景色の2図を一組にし、版表現の面白さを見せた作品です。2図のセットと、各図での販売を行います。
・町田久美「ハレとケ」(2図セット)
・町田久美「ハレとケ -hare-」(赤)
・町田久美「ハレとケ -ke-」(白)

[ ご購入特典 ]
ご注文いただいた方全員に、町田久美オリジナルトートバックをプレゼント!
彫ーCarving
町田久美作品の墨線が持つ力強さを、木版特有のシャープなエッジによって表現します。彫師は、堅い版木に、小刀の薄い刃先を入れていく作業の中で、繊細かつ忍耐強い作家の制作の時間を丁寧になぞりました。
摺ーPrinting
町田久美の作品を特徴づける要素の一つが、和紙の白と墨線の黒が生み出す強いコントラストです。シンプルだからこそ、摺の技術の基礎が問われます。
<p>町田久美(1970-)</p>
群馬生まれ。伝統的な日本画の素材、技法を用いて新しい表現を開拓してきた。シンプルで力強い墨線は、面相筆で細い線を重ねて生み出されている。主な個展に「Kumi Machida」(ケストナーゲゼルシャフト、2008年)。主なグループ展に「Japanorama. A new vision on art since 1970」(ポンピドゥー・センター・メッス、2017-18年)。武蔵野美術大学教授、多摩美術大学客員教授。作品収蔵先にニューヨーク近代美術館、東京都現代美術館など。






