塩田千春 Chiharu Shiota

このたび、ヨーロッパを拠点に活動し、国内外で評価の高いアーティスト・塩田千春氏の初めての木版画作品「Connected to the Universe」が完成いたしました。本作は、赤や黒の糸を使った大規模なインスタレーションで国際的に知られる塩田氏が木版のために描いた“Red Waves”、“Red Lines”、“Red Circles”の三図からなる連作です。人の内と外に存在するUniverse‐宇宙‐が、塩田氏の紡ぐ赤い糸によって形を変えながら繋がれていきます。

【塩田千春 オリジナル木版画 特別展示】
1月26日(金)より、弊社ショールーム(東京・目白)にて、塩田千春氏の新作木版画「Connected to the Universe」の特別展示を行います。作品に溢れる、手漉き和紙の美しい肌と木版独特の柔らかで鮮やかな発色を実際にご覧にいらしてください。

  • 会 期:2024年1月26日(金)~2月3日(土)
        *日・月曜・祝祭日 定休
  • 時 間:火~金曜日 午前10時~午後6時/土曜日 午前10時~午後5時
  • 入場料:無料
  • 会 場:アダチ版画目白ショールーム アクセス>>

※ 作品の抽選販売の受付は終了いたしました。[2024.01.30]

塩田千春 Connected to the Universe -Red Waves, Red Lines, Red Circles-

部 数:各図 120部
画寸法:各図 41.0 × 27.0 cm
版 種:木版画
用 紙:越前生漉奉書(人間国宝岩野市兵衛)
制作年:2023年
監 修:公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団
制 作:株式会社アダチ版画研究所

彫ーCarving process

彫師の刀が生み出す 塩田氏の赤い記憶の糸

彫の命とも言われる小刀を自在に操り、堅い山桜の版木をリズミカルに彫りすすめる彫師。塩田氏の筆の運びを考え、赤い糸に生命を吹き込んでいきます。

摺ーPrinting process

和紙と水性絵具が生み出す 塩田氏の鮮やかな赤

楮だけで作られた越前生漉奉書に、バレンを使って水性の絵具をきめ込むことで生まれる木版独特の発色。美しい和紙の肌に、鮮やかで温かみのある赤が織りなす世界が広がります。

<p>塩田千春(1972- )</p>

大阪府生まれ、ベルリン在住。生と死という人間の根源的な問題に向き合い、「生きることとは何か」、「存在とは何か」を探求しつつ、その場所やものに宿る記憶と いった不在の中の存在感を糸で紡ぐ大規模なインスタレーションを中心に、立体、写真、映像など多様な手法を用いた作品を制作。
2008年、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2015年には、第56 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館代表作家として 選出される。 森美術館 (2019年)、南オーストラリア美術館 (2018年)、ヨ ークシャ ー彫刻公園 (2018年)、K21-ノルトライン・ ヴェストファーレン州立美術館 (2016年)、高知県立美術館 (2013年)、丸亀猪熊源一郎現代美術館 (2012年)、国立国際美術館(大阪、2008年)を含む世界各地での個展のほか、シドニー・ ビエンナーレ (2016年)、瀬戸内国際芸術祭 (2010年)、キエフ国際 現代美術ビエンナーレ (2012年)、横浜トリエンナーレ (2001年)などの国際展にも多数参加。

画像:塩田千春「不確かな旅」2016年/2019年 撮影:サニー・マン/画像提供:森美術館 ©JASPAR, Tokyo, 2024 and Chiharu Shiota