"Contemporary Ukiyo-e" Project
NYで活躍する5人のアーティスト

浮世絵に代表される伝統木版技術の保存・継承を目的に、現代のアーティストと職人が木版画を制作するプロジェクト「"Contemporary Ukiyo-e" Project」。本プロジェクトの趣旨に、ニューヨークで活躍する5人のアーティストが賛同し、新作木版画が完成しました。高度な伝統木版技術を駆使し、それぞれのアーティストの個性や表現、魅力を最大限に生かすべく制作された「現代の浮世絵」をご覧ください。

<p>アリソン・エリザベス・テイラー(1972- )</p>

ニューヨークを拠点として活動するアリソン・エリザベス・テイラー氏は、ルネッサンス様式の「マーケトリー」と呼ばれる象嵌細工の手法とペインティングやコラージュを組み合わせて現代の主題を表現したハイブリッド作品で知られる作家です。2022年には、アウトウィン・ブーチェバー・ポートレート賞を受賞し、その受賞作品は、2022年4月からナショナル・ポートレート・ギャラリーで開催された大規模な展覧会「アウトウィン2022:今日のアメリカン・ポートレート」において展示されました。テイラー氏の展覧会は、『ニューヨーク・タイムズ』紙、『ニューヨーカー』誌、『ヴィレッジ・ヴォイス』誌で取り上げられるなど、そのユニークな作風は注目を集めています。

彫ーCarving

摺ーPrinting