花鶴花
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ボストン美術館で葛飾北斎の『北斎模様画譜(新形小紋帳)』の版木が発見された翌年に発表された、9図からなる木版画の連作の一図です。北斎のデザインに対する深い敬意と理解を感じさせつつ、ビビッドな色彩の大胆な組み合わせ、遊び心あふれるモチーフの配置によって、木版画の特性を活かしながら、粟津氏独自の世界観を見事に創出しています。

1929年東京都生まれ、2009年神奈川県川崎市にて逝去。独学で絵・デザインを学ぶ。1955年、ポスター作品《海を返せ》で日本宣伝美術会賞受賞。戦後日本のグラフィック・デザインをけん引し、さらに、デザイン、印刷技術によるイメージの複製と量産自体を表現として拡張していった。1960年、建築家らとのグループ「メタボリズム」に参加、1977年、サンパウロ・ビエンナーレに《グラフィズム三部作》を出品。1980年代以降は、象形文字やアメリカ先住民の岩絵調査を実施。イメージ、伝えること、ひいては生きとし生けるものの総体のなかで人間の存在を問い続けた。その表現活動の先見性とトータリティは、現在も大きな影響を与えている。

価格

セール価格¥35,000

(¥38,500税込

額について(現代UKIYOE・白木額)

額について

サイズ:40.0 × 55.0 cm
重量:約1.8kg
素材:木、アクリル(UVカット70%)

 

額について(現代UKIYOE・白木額)

額について

サイズ:40.0 × 55.0 cm
重量:約1.8kg
素材:木、アクリル(UVカット70%)

 
数量:
サイズ/重量画寸法:36.0 × 25.0 cm
素材用紙:越前生漉奉書
特徴版種:木版画

粟津氏は、北斎のモノクロの図案群を新たに再構成し、ポップな色彩の木版画の連作に仕立て上げました。

アダチ版画の想い

私たちアダチ版画研究所は、伝統的な木版技術の基本を守りながら、
時代にあった魅力ある作品を創造してまいります。

こだわりの品質・素材

アダチ版画研究所では、木版本来の美しさを最大限に引き出すために、厳選した素材と道具を使用しています。

伝統の技術・職人

商業印刷として発展した浮世絵の制作は、効率や採算性が重視されたことから、すべての工程において無駄がなく洗練されています。浮世絵の技術の基本をご紹介します。

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