田名網敬一 木版画「眼光ビーム」
田名網敬一「眼光ビーム」
田名網敬一「眼光ビーム」
田名網敬一「眼光ビーム」
田名網敬一「眼光ビーム」
田名網敬一「眼光ビーム」
田名網敬一「眼光ビーム」
田名網敬一「眼光ビーム」
田名網敬一「眼光ビーム」
田名網敬一「眼光ビーム」

田名網敬一「眼光ビーム」

作家の言葉
「僕は子供の頃からアニメーションが好きだったせいか、絵を描くとき、各要素が次の瞬間どのように動くかを考えながら描いています。静止画像を描いていても、次の場面を絶えず想像して絵を描いているんです。漫画の複数のコマの展開を、一枚の絵の中に落とし込んだような効果を出したい、と思っています。それがもしかしたら、作品の浮遊感のようなものに繋がっているのかもしれませんね。
それから作品タイトルにもなっている「ビーム」についてですが……僕は幼年時代に空襲を体験しました。夜になると、日本軍のサーチライトが、上空を飛ぶ米軍のB-29(爆撃機)を照らしていました。細い光の筋が何本も夜空を走るその光景が、周囲の大人たちの不安や恐怖を他所に、子供心に面白かったんですよね。大人になっても、そのときの暗闇に伸びる光線をよく思い出します。僕の作品の中にある光線(ビーム)の原型は、それなんじゃないかな、と思います。」

本作品につきましては、“抽選による販売”をおこないます。ご購入を希望される場合は、下記の抽選販売申込み期間中に、お申込みください。抽選に当選された方のみが、本作品をご購入いただけます。抽選結果は、抽選後、全ての応募者にご連絡します。
申込み期間:2020年9月4日正午〜10日正午【終了しました】

東京生まれ。武蔵野美術大学を卒業。アートディレクター、グラフィックデザイナー、イラストレーター、映像作家、アーティストとして、職種の境界を積極的に横断して活動を続け、現代の可変的なアーティスト像のロールモデルとして高い評価を得ている。「編集」というデザインの方法論を用いながら、ファインアートの枠に捉われない創作活動を続け、コラージュ、プリント、ドローイング、アニメーション、実験映画、ペインティング、立体作品、インスタレーションまで幅広く作品を発表。拡大を続ける「POP」 の文脈における日本の先駆者としても、国際的に広く認識されている。 近年の主要な展覧会として、「記憶の冒険」(2024年、国立新美術館、東京)、「PARAVENTI: KEIICHI TANAAMI」(2023年、プラダ青山店、東京)、「Manhattan Universe」(2022年、Venus Over Manhattan、ニューヨーク)、 「世界を映す鏡」(2022年、NANZUKA UNDERGROUND、東京)、「Keiichi Tanaami」(2019年、Kunstmuseum Luzern、ルツェルン、スイス)、「Keiichi Tanaami」(2019年、Jeffrey Deitch、ニューヨーク)。また、グループ展としてポップアートの大回顧展「International Pop」(2015-2016年、Walker Art Center、Dallas Museum of Art、Philadelphia Museum of Art、アメリカ)、「The World Goes Pop」(2015年、Tate Modern、ロンドン) などがある。パブリックコレクションに、 MoMA (アメリカ)、Walker Art Center (アメリカ)、The Art Institute of Chicago (アメリカ)、M+ (香港)、National Portrait Gallery (アメリカ)、Hamburger Bahnhof (ドイツ) など多数。

価格

セール価格¥250,000

(¥275,000税込

在庫切れ

額について(田名網敬一作品用)

サイズ:72.7 × 54.5 cm/重量:約2.5kg/素材:アルミ、アクリル(UVカット70%)

 

額について(田名網敬一作品用)

サイズ:72.7 × 54.5 cm/重量:約2.5kg/素材:アルミ、アクリル(UVカット70%)

 

サイズ/重量画寸法:56.5×39.7 cm
額寸法:72.7×54.5 cm
素材用紙:越前生漉奉書
特徴版種:木版画
備考部数:100部/制作年:2020年
監修:公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団
制作:株式会社アダチ版画研究所
協力:NANZUKA

特典:校合摺(精緻に彫られた輪郭線の版を摺ったもの) 1枚
本販売特典として、作品の輪郭線の版のみを摺った校合摺を一枚プレゼントいたします。田名網作品の緻密な線描をお楽しみください。

【作家インタビュー記事】
北斎の描線、記憶の中の光線(「北斎今昔」2020年9月掲載)

 



 

アダチ版画の想い

私たちアダチ版画研究所は、伝統的な木版技術の基本を守りながら、
時代にあった魅力ある作品を創造してまいります。

こだわりの品質・素材

アダチ版画研究所では、木版本来の美しさを最大限に引き出すために、厳選した素材と道具を使用しています。

伝統の技術・職人

商業印刷として発展した浮世絵の制作は、効率や採算性が重視されたことから、すべての工程において無駄がなく洗練されています。浮世絵の技術の基本をご紹介します。